児童虐待を未然に防止しましょう
11月は「児童虐待防止推進月間」で意識啓発を図るための標語は「さしのべてあなたのその手いちはやく」だが、私達はSOSを見逃してはいないか。SOSを発した子どもを救いきれない社会、孤立の中での妊娠や育児、児童虐待に共通する課題があると思う。今や6人に1人の子どもが貧困のもとで暮らしており、育児放棄も含む児童虐待の対応数は平成26年度、88931件(速報値)で、これまでで最多の件数である。子育て支援は、安心して子どもを生み育てられ、子どもたちの未来へ責任を果たすことが重要であり、制度のより一層の充実強・化が強く望まれる。そこで児童虐待の長与町の現状と課題は何か。
町では21件、前年度比161.5%と高くなっている。3歳未満が8件、3歳から就学前の子供が3件、小学生が6件、中学生が3件、高校生が1件、低年齢化が進んでおり、複雑化深刻化している状況である。虐待は、いつでも、どこでも、だれにでも起こりうる可能性があることを踏まえ、未然に防止するという意識を持ち、養育者に寄り添った支援に努めたい。
虐待被害後の支援、連携はどうなっているか。
個人情報に配慮し要保護児童対策地域協議会の検討会議で、情報共有を図っている。12月議会子育て支援で経済的負担軽減をお願いします。
子育て支援で経済的負担軽減をお願いします
子どもの貧困対策として、貧困家庭かどうかの判断は難しいので子育て世帯への経済的負担を軽減する目的で制服購入費の一部補助は考えられないか。
子育て支援に何が必要かをいろんな角度から見極めて行く。
見極める中で最も力を入れている対策はなにか。
貧困の連鎖を断ち切ることが重要であり、子どもの居場所づくり、学習支援に取り組んでいる。
給付型奨学金を国より先行する考えはないか。
国の動向を見ながら考えていく。
ひとり親家庭の町営住宅への優先入居は考えられないか。
住宅に困窮する低所得者に対して、住宅を提供するということで、国庫補助金を使って建設をしているので、難しいが検討することを考えていく。